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ネタばれ「ラストマン・スタンディング」感想 銃撃戦の迫力がよい

ネタばれあります!

 

黒澤明「用心棒」の翻案。

禁酒法時代、テキサス州、メキシコ国境近くの寂れた町に、訳ありの男ジョン・スミス(ブルース・ウィリス)が流れ着く。町では2組のマフィアが抗争していた。ジョンは銃の腕を武器に、この抗争を利用して一儲けしようと企むが、、というお話。

 

面白い。緊迫感のある展開で飽きさせない。

なにより銃撃戦が見どころ。ブルース・ウィリスが単身敵のアジトに踏み込み、二丁拳銃でマフィアを皆殺しにする。二丁拳銃を凄い速さで連発し、発砲音は低く重く金属音っぽくドギュドギュしていて、スピード感と迫力が半端ない。撃たれた敵が5mくらい吹っ飛ぶのもケレン味があってかっこいい。

登場人物の性格に少し厚みがあるのも良かった。冷酷なマフィアのボスのドイルが、囲っているメキシコ人の女の子を心から愛していたり、向こう見ずな暴力野郎のイメージだったヒッキーが意外に頭が切れたり。

テレビ朝日放送版では、ブルース・ウィリスの吹き替えはお馴染み野沢那智さんだ。で、クライマックス、ブルースは大けがをしたまま銃撃戦にのぞむんだけど、「うえええ」「うわあああ」とめちゃくちゃ呻き声をあげながら戦うのには少し笑ってしまった。英語版だと無言だからアレンジなんだろう。

好きな映画でした。

 

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