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反ロボット主義者の気持ちが分かるようになった『アストロボーイ・鉄腕アトム』感想

久しぶりに2003年制作のアトムを数本観た。

本作にはロボットは人類にとって危険な存在だと主張する、反ロボット主義の人たちが出てくる。彼らはアトムが暴走したらどうするんだと非難の声を挙げる。
アニメの視聴者の立場にあるブログ筆者は、アトムが真に心優しいロボットだと知っている。だから、そんな偏見に基づく差別はやめろや、アトム可哀そうだろ、という気持ちで当時観ていたと思う。

20年たった今見直すと、彼らの気持ちが分かる。アトムって物凄いパワーがあるし、レーザー光線みたいな兵器も装備されている。そして、自分の意志で動く。人の味方であるうちはよいが、本当に安全なのか。暴走したら誰が止められるのか。テレビでは科学省長官の鼻のデカい博士が「優しいロボットだ」と言い張っているけど、その証拠はどこにあるのか。2011年3月11日を経験した現在、「安全神話」という言葉が脳裏をよぎる。

 

未来都市やメカのデザインは好きだ。ZONE(懐かしい)の主題歌もよい。

 

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