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マコーレー・カルキン君を偲ぶ 『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』感想

この映画を観て、自分の中でのフォースとジェダイの評価が下がってしまった。そこがまず残念。
この2つの要素は、スター・ウォーズ宇宙の深淵というか、あの世界のあらゆる種族やテクノロジーを超越したところにあるものだと思っていた。
なのに、フォースの力が血液検査で分かったり、ジェダイの評議会があったり、いきなり俗っぽくなり幻滅してしまった。あくまで神秘のベールに包まれていて欲しかった。

 

本作にはアクション活劇要素(ポッドレースとか惑星ナブーでの戦闘とか)とポリティカル・フィクション要素(議会での駆け引きとか)がある。
スター・ウォーズという懐の深い世界観だからこそ、どちらもできるのだとは思うんだけど、その2つを1つの映画でやろうとするのはさすがに厳しい。政治劇なシーンがアクションシーンのテンションに水を差しちゃうし、逆にアクション活劇が政治の世界の冷厳な雰囲気を壊している。食い合わせが悪いと思った。
いっそのこと、思いっきり政治的駆け引きに焦点をあてたスター・ウォーズの方が面白かったんじゃないかな。(劇場版パトレイバーの2みたいなやつ。もうあるのかな?)

 

ハリウッドでも日本の芸能界でも、天才子役があまり幸せでない人生を歩んでしまうことがままある。非凡な才能がその人を幸せにするとは限らない。アナキンを見て、何だかマコーレー・カルキン君を思い出してしまった。

 

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