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ネタばれあり『平成狸合戦ぽんぽこ』感想 必ず泣く

ネタばれあります!

フィクションで泣くことはほとんどないんだけど、本作は観るたびに泣く。悲しい一辺倒の話より、世の中悲しいことだらけだけど、まあ笑っていこうや的なのに弱いのかな。

当然エンディングテーマの「いつでも誰かが」が流れるところでは泣いてしまうんだけど、もう一つ自分でも理由がよくわからない泣き所がある。それが中盤のクライマックス「妖怪大作戦」のシーン。特に酔っぱらったじいさん二人が、おでんの屋台で、昔は狐の提灯行列とかよくあったよなあと話してるところで、ぶわっと来てしまう。

 

どうして泣いてしまうのか考えてみた。

じいさんたちは、妖怪が見えるのは人間の神経のせいだ、いると思っているからそう見えるんだという話をする。そうであれば、誰も信じなくなった今、妖怪は絶滅種だ。近代化により物質の世界では美しい自然が失われていったけど、同時に精神の世界では妖怪が滅んでいった。そんな滅び去った種族が楽しそうにパレードしてるのが切なく悲しいのだと思う。

また、そこに自分自身の経験も重なっている。幼いときは純粋にお化けが怖くて、一人で寝れなかったり、トイレに行けなかった。こんな不思議がたくさんの世界に生きていたように思う。そこにはもう戻れないんだというノスタルジックな切なさも泣いてしまう理由じゃないかな。