前ブログにも書きましたが、日本史の勉強進めております。
まずはこちら、日本史トータルナビ(以下、ナビ)を読了。竜馬のアゴが良い。
資料集、年表、地図を適宜参照しながら読み進めて、楽しく勉強できた。
※のちに正誤表をつくりました。
高校の日本史って、こんなに細かいんだなあ。
独学大全を参考に、途中からラーニングログを取り始めたが、進捗が分かってすごく良い。やる気も出る。
知識の整理と記憶のため、試しにポストマップを作ってみたけど、んん。。どうだろうか。
歴史を表現するのは中々難しいかな。。
用語の種類が多岐に渡るし(人物、場所、建築物、法令、制度etc..)、事件をどう表現するのかも悩ましい。
「長屋王の変」という項目を創るのか、それとも、藤原四子から長屋王に矢印を引いて、その矢印を長屋王の変とするか、とか。
参考書のレイアウトでそのまま覚えたほうがよいかなあ、というのが作ってみた感想。
もしくは、応仁の乱など、理解しにくい出来事に絞って作るとかかな。
その後、読書猿さんのこちらの記事を参考に、「日本社会の歴史」を読んだ。
ちょっと、求めるものと違ったかな。
民衆の歴史(社会制度がこうなったから、生活はこうなったとか)を知りたかったが、あまり深く分からなかった。
また、「様々職能を持った人々が歴史の中で活躍した」、「日本社会は単一ではない」といった、筆者の主張は凄く伝わってくるものの、その主張の根拠がそれほど読み取れなかった。(自分の勉強不足も多分にあるだろうが)
コンパクトにまとまっているので、日本史2週目としてざっと復習できたのは良かったです。
コーヒーブレイク的な気持ちでこの本も読んだ。
仏教の基本思想や、アジア各地域への展開と共に、日本におけるその歴史にも力点が置かれて書かれている。
ジュニア向けだけあって予備知識がなくても読め、凄く分かりやすくて面白かった。
ナビだと記述があっさりで、単なる用語の暗記になっちゃうところを補うことができた。
例えば、鎌倉時代の新仏教と、それに対する旧仏教の動きの辺り。旧仏教の華厳宗の動向について、ナビでは
明恵[高弁]
京都栂尾の高山寺を再興、戒律の復興をめざした。
1212年、『摧邪輪』を著し、法然の『選択本願念仏集』を批判した。
出典元:井之上勇、井西正明(2016)『日本史トータルナビ INPUT&OUTPUT 900』学研プラス (p.130)
くらい。本書だと、
建暦ニ(一ニ一二)年に、法然の『選択本願念仏集』が公けにされると、その教えが本来の仏教に背いていると怒り、『摧邪輪』を著して批判しました。
その批判の主要な点は「菩提心を不必要としている過失」にあります。菩提心とは悟りを得たいと願う心で、それがあってはじめて仏道修行が始まるような仏教の根本なのです。法然は、その菩提心がなくても阿弥陀仏を信じて念仏すれば救わると説いたので、大問題であったのです。このように、明恵はあくまでも仏教本来の悟りを求める立場から、新しい思想と実践とを模索したといえます。
となっていて、なるほどぉと納得。また、日蓮について、ナビの記述は
辻説法などで他宗を攻撃したため、迫害を受けました。
出典元:井之上勇、井西正明(2016)『日本史トータルナビ INPUT&OUTPUT 900』学研プラス (p.129)
とさらっとしてるが、本書だと、
彼は、法華経至上主義の立場から「念仏を信じると無間地獄に堕ちるぞ」など、浄土宗をはじめ、真言宗、禅宗、律宗などの他宗を批判し、幕府にそうした悪法(浄土宗など)を止め法華経に帰依するように諫める『立正安国論』(一ニ六〇)を提出したりしました。とくに、都市鎌倉の貴賤上下に人気があった忍性に対して「律国賊」(律宗は国を盗むどろぼうである)と強烈な非難を浴びせたことは有名です。
とあって、記憶に残る。(肖像画も載ってる)
「法相宗」についても、南都六宗の内の一つという知識しかなかったけど、本書を読んで、「一切は心の生んだ幻想である」という、「唯識思想」を核としていると知って、俄然興味がわいた。
読んでよかった!
これからの予定としては、岩波ジュニア新書の、このシリーズを読んでいこうと思う。
(こちらも読書猿さんのブログ記事を参考にさせて頂きました。)
全9冊、若干時間がかかりそうだが、楽しくいきたい。